災害時の口腔ケアについて


 北海道にお住まいの皆様は、胆振東部地震の時、全道的停電の中、余震が続く不安な夜を、まだ鮮明に思い出すことができると思います。災害がもたらす非日常は、ストレスとなり、多くの皆様は免疫力の低下した状態となります。免疫細胞は体内に入りこんだ細菌やウイルスと戦う働きをする細胞であり、被災された皆様の多くは、細菌やウイルスの侵襲に弱い状態になっていると考えられます。

 

 ヒトの口腔内には700種類を超える常在菌がいます。これらは日常、体内に侵入しても重篤な疾患を惹起するものではありませんが、災害により免疫力が低下した状態では、思わぬ悪さをすることが知られています。口腔内細菌が誤嚥によって肺に侵入し、肺炎を起こす誤嚥性肺炎は、災害そのものではなく、災害後の生活の中で発生する災害関連死の原因としてあげられています。また、近年、口腔内細菌はむし歯や歯周病を介して血液内に侵入し、色々な持病を悪化させたり、消化管を経由して腸内細菌叢に変化をもたらすことが明らかになってまいりました。

   

 災害時には、停電、断水、用品の不足などで口腔ケアがおろそかになりがちですが、災害時の口腔ケアの重要性をご理解いただき、可能な範囲での対応をお願いいたします。


避難所・配布用ポスター


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歯みがき、お口のケアはあなたの歯を守ります!

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非常時の口腔健康管理(水がない場合)(水がある場合) 

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避難所等における「歯科関連外国語対訳表」

 

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避難生活でも、お口の清潔を保ちましょう!

 

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日本歯科医師会HP(https://www.jda.or.jp/)より